白内障の症状・原因と日帰り手術について

水晶体が白く濁ってしまうと、光が乱反射してまぶしく感じたり、十分に光が網膜に届かず視力が低下、かすんで見えるなどといった症状がでてきます。
白内障の初期の段階ではほとんど自覚症状はありませんが、病気が進行するについて以下のような症状がでてきます。

白内障は、初期の段階では点眼薬で進行を遅らせることができるものの、水晶体(レンズ)が劣化ものを元に戻すことはできないため、ある程度白内障が進行した場合は、手術以外に根本的な治療法がありません。

様々な状況を総合的に配慮して、最適な方針を決定します。
手術後の合併症である「後発白内障」治療も行っています。

• 白内障手術の流れ

  1. 麻酔をかけます。(点眼麻酔で痛みもありません。)
  2. 黒目と白目の境目に小さな切れ目をいれます。
  3. 切れ目から器具を入れ、超音波で水晶体嚢に入ったレンズを細かく砕きながら吸引して取り除きます。
  4. 空になった水晶体嚢に、小さく折りたたんだ人工の眼内レンズを挿入して広げ固定します。
  5. 傷口はとても小さいため縫わずに終了します。

• 白内障手術後の注意点

  • 入浴は翌日から首から下のシャワー浴が可能です。翌々日以降は入浴・洗髪・洗顔も可能ですが1週間程度はシャンプーなどが目に入らないように、また目を押さえないように気を付けてください。
  • 化粧は1週間程度は控えめにし、アイメイクは1週間避けてください。
  • 飲酒・煙草については、炎症が悪化したり傷口への刺激になりますので手術後1週間程度は控えてください。
  • デスクワークなどの仕事は翌日から可能ですが、1週間は保護メガネかご自身の眼鏡を装用するようにしてください。重たいものを持つような重労働は1か月程度避けてください。
  • 車や自転車の運転は、手術後1週間程度で見え方が安定してくるまで控えてください。
  • 散歩程度の軽い運動は1週間後から可能ですが、ゴルフやテニスなどのスポーツは1か月程度控えてください。水泳などで目に水が入る場面も1か月程度避けて下さい。